兵庫県豊岡市でガス・灯油のことなら

灯油やストーブの片付けや処理、処分

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もうすぐ春ですね、
今日も天気が良く、配達で車に乗っていても、暖房がいらないどころか、窓を開けて走るとちょうどいいくらいの気候でした。
まだまだ朝晩寒いといえど、灯油の価格も上がっていますし、そろそろストーブも片付ける季節がやってきました。

ストーブを片付けるときに気を付けてもらいたいことがあります。

反射式ストーブ
反射式のストーブの場合、
基本的には残り灯油がなくなるまで使い切ってしまうことをお勧めします。
いわゆるから焼きと呼ばれるクリーニング方法です。
から焼きを行う事で、灯油をきれいに使い切ってしまうことができる上に、
芯に残った不純物なども焼き切ってしまうことができるので
より長くストーブを使える可能性が高まります。

ただし、すべてのストーブでから焼きを行ってよいというわけではないので注意してください。

アラジンのブルーフレームストーブなど、芯の材料が綿でできているタイプの場合は
同じようにから焼きを行ってしまうと芯が燃え尽きてしまうので注意が必要です。
また、から焼きを行う場合は煙が出る可能性もありますので、ガレージや屋外など、換気の良い場所で行ってください。

詳しくは、製品の説明書のお手入れの部分を参考にしてもらえたらと思います。
説明書がない場合や調べるのがめんどくさい場合は灯油配達のついでに聞いてもらえたらと思います。

ファンヒーター

ファンヒーターの場合は、から焼きを行うことができません。
基本的には灯油を抜き取れるだけ抜き取ってしまうようにして下さい。
後は裏側のフィルターについたほこりをブラシや掃除機で掃除する。
傾けたり、横に倒したりしないで、できれば購入時の梱包に戻してあげてください。
アラジンのファンヒーター(古いものではシャープなども)にはクリーニングボタンがあるものがあって
換気の良いところで、クリーニングボタンを押して数時間ほど置いておくだけでメンテナンスできるものもあります。

YouTube等にエラー表示を消すために燃焼部分のノズルを分解清掃する動画も出ていますが、
灯油を送る銅管は非常に細くて曲がりやすいものです。作業中に折れてしまったり、燃料詰まりの原因になったりすることもあります。
また安全装置の誤作動や不完全燃焼など思いもよらない事故の元にもなりますので個人的にはあまりお勧めはしません。

反射式のストーブもファンヒーターも修理の為にメーカーのメンテナンスを呼ぶと、出張費、技術料、部品代がかかます。
技術者さんを呼ぶとどうしても新品の安いのを買ったほうが良かったと思える金額になってしまいます。
芯の交換や分解清掃を自己責任で行われる際は、部品代以外にも事故や失敗にかかわるリスクに対するコストも計算に入れて
賢く楽しくDIYを行ってください。

ストーブを捨てる場合、
基本的には粗大ごみとして捨てることになります。
有料の粗大ごみ処理券(赤いステッカー)を貼って指定日に出せばOKです。
ステッカーは5枚で500円(一枚当たり100円)
回収される業者さんの為にもしっかりと灯油を空にしてあげてください。
ふと思って豊岡のリサイクルショップ(2店)に問い合わせしてみたんですが、基本は持ち込みで引き取り対応されているようです。
状態が良くてもほとんどお金にならない様です。

灯油の片付け方、
「夏の間どうやって保管しておいたらいいの?」
このシーズンになると灯油の保管方法をよく聞かれるのですが、シーズンを越して使う事はおススメしていません。
保管中に変色、変質、結露などで水が混入、ごみが混入するなどトラブルのもとになります。
基本は使い切る量を購入してください。
万が一ストーブが故障してしまった場合、
灯油代以上のコストがかかります。
故障だけでなく、事故や火災が起こってしまった場合、
取り返しのつかないコストがかかります。

灯油の処理方法ですが
土に穴を掘って流し込んで埋めたら、土に還るから大丈夫といわれる方もいらっしゃいますが、
それはダメです、土の中の微生物たちが灯油を分解することはほとんどないそうです。もちろん下水に流すのもダメです。
特に下水に流すのは環境を汚染するだけでなく、下水処理場のトラブルや下水道で発火の危険も伴うので絶対にダメです。
固めるテンプルなど、てんぷら油の処理と同じようにするといわれている方もいらっしゃいますが、
これもダメです。凝固剤を固めるために加熱しなければならないものが多く、
加熱はそのまま発火につながる恐れがあり大変危険です。

灯油の処理剤として、中和剤も売っていますが、結構高額です。
基本的には、現場でこぼした灯油の処理なんかに使われるようです。
現物を見たことも試したことも無いのですが、一般家庭で使う事を想定しているものではなく、そもそもコストがかかり過ぎます。

結局は灯油の処理は使い切ってしまうか購入したお店に相談するのが一番です。

豊岡で灯油やストーブの処理に困った場合も相談に乗ります。
庭や下水に捨ててしまう前に、一度お電話してみてください→09039704124

灯油・ガスに関することはお気軽にお問い合わせください