豊岡でようやく積もった雪も冷え込んだのは今朝まで、昼には昨日積もった雪がどんどんと溶けていってしまいました。
雪が降ったことがニュースになりがちですが、この冷え込みと乾燥はインフルエンザやコロナウィルスの感染のリスクが高くなることの方が危険だと感じています。中国では最初に警鐘を鳴らしたうちの一人の医師がなくなったというニュースを聞きました。6000円でマスクを買うなどあまり大騒ぎすることではないと思いますが、予防が大事なのは間違いありません。人からもらわないこと、人にうつさないことがパンデミックを起こさない一番重要なことだと考えます。基本の手洗いうがいと共に、寒さ対策もしっかりしてウィルス対策をしたいところです。
そんなわけで暖房も大事です。そして加湿。ウィルスの予防には加湿も大事です。コロナウィルスもインフルエンザも例外ではありません。ですが電気での暖房は乾燥します。加湿の方法はいくつかありますが、加湿器を使うことよりも、洗濯ものやバスタオルを室内に干すことよりも個人的には灯油やガスを使った暖房がおススメです。
なぜおススメするかというと、自分がガス屋だから ではなく、灯油やガスは燃焼するときに、水も発生するからです。
化石燃料であるガスや灯油は組成式の中に必ず炭素(C)と水素(H)が組み込まれています。燃焼することによって酸素(O2)と結びつき水ができます。炭素は結びついて二酸化炭素になります。
灯油は混合物なので正式な分子式で表せないのですが炭素と水素の化合物なのでCHとすると(灯油なら具体的にはC12H26やC14H30)
CH + O2 → H2O + CO2
灯油 と 部屋の空気(酸素) が 燃焼すると 水 と 二酸化炭素ができる ということになります(ガスの反応式も同じ)
ものすごくざっくりいうと、灯油を燃やした分と同じくらいの水分が発生しているということになります。(実際には灯油1ℓで水1.1ℓくらい)
燃やせば燃やすほどそれだけ水分が発生するということで結露の原因にもなるといわれていますが、おうちで小さいお子様が乾いた咳をされているのが気になる方、もしかして電気ストーブを使っていませんか?家の健康も体の健康もどちらが大切かは選べるものではないと思いますが、結露、乾燥、火を使う危険性、メリットデメリットからおうちに合った暖房機を選ぶ必要があると思います。最近は内窓や2重サッシなどによる結露対策も充実していますので、灯油ストーブやガスストーブという選択肢は寒い冬を過ごすための前向きな選択肢になりうると考えています。
豊岡で灯油やガスのストーブ、燃料が必要になった方や気になった方はぜひ声をかけてみてください(^^♪