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石油ストーブってどのくらいの燃費なの?

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今日は少し肌寒いですが、そろそろ暖房が必要なくなる時期がやってきます。
OFFシーズンに向けて、灯油を残さないようにするためにも、灯油を使う量、買う量を気にする時期でもありますね。

暖房として燃やしてしまうのが一番良い方法ですが、
使い切ってしまった後に寒い日が来たら買い直しや我慢しなくてはならないし、
かといって大事に置いておくと、余ってしまう。

使い切ってしまおうとストーブを焚くと、
なかなか減らないように感じてしまう。

この時期は「灯油ストーブってどのくらいの燃費なの?」
そんな問い合わせもいただくことが出てきます。
この時の聞かれている燃費は、一時間当たりにかかる金額ではなくて
一時間当たり何リットルくらい消費するの?が知りたい方が多い気がしています。

そう聞かれてメーカーや機種によって燃費は違うので一概にこれくらいとなかなか言えなくて困ってしまうことが多いので
あるものを参考にしてお答えすることにしています。

その説明をするために、少し詳しく見てみましょう。

メーカーのカタログの巻末には商品の仕様一覧が載っています。
そこには、一時間当たりの燃料消費量や熱量、消費電力や暖房能力など詳細が乗っています。
商品を購入される際にはこの辺も見てみると、ちょっと面白いのでお勧めですが、
ほとんど見る人いないというか、そもそもそういうのめんどくさいのであまり見たくない人の方が多いと思います。
そんな方の為にもの凄くざっくりとまとめてみました。
メーカーいろいろあるのですが、今回は手元にたまたまカタログがあったコロナのストーブを例に見ていきます。

まず反射式ストーブの場合
反射式ストーブ

反射式はだいたい7畳~10畳用のものが主なラインナップになります。
反射式ストーブの仕様は↓のような記載がされています

燃料消費量のところを見ると Kw[ℓ/h]とありますので、一時間当たり何リットル消費するのかは[ ]の中の数字を見てください。
ここにある様に大型になるほど消費量は増えますが、反射式ストーブの場合はだいたい0.2ℓの灯油を一時間に消費することがわかります。
0.2ℓという事は200㏄
つまり反射式ストーブの場合
一時間で牛乳瓶一本分くらい、主婦の方なら約1カップ分の灯油を消費する
と考えてもらったほうがイメージ湧きやすいかと思います。

つまり10時間で2ℓ 20時間で4ℓという事になるので
丸一日つけっぱなしにして付属のタンク(一般的に約4~6ℓ)を消費できる計算になります。

次に石油ファンヒーターの場合
ファンヒーター

石油ファンヒーターの方がサイズの種類が多いです。

一般的なサイズを10畳~12畳用と考えると、大体0.35~0.4ℓ
一時間で計量カップ約2カップ分。
反射式ストーブの倍くらいの消費量だという事がわかります。

こちらも10時間で約3.5ℓ20時間で約7ℓ
丸一日強でつけっぱなしにして付属のタンク(一般的に7~9ℓ)を消費できる計算になります。

他にも種類がありますが、業務用ブルーヒーターやダルマ型ストーブなどは
大体付属のタンクを10時間くらいで消費してしまう量になります。

これは体感なので正確なことは言えないのですが、
家庭用はだいたい20時間
業務用はだいたい10時間

家なら起きている間の約18時間、業務用なら就業時間の8時間 
フルで使っても一日に一回給油したら賄えるように計算されている感じがしています。
逆に言うとタンクのサイズを見れば、大体の消費量がわかるという事になります。

一日つけっぱなしにしてようやくタンクを使いきれる
そう考えると、残りが少なくなってきてもそこまで不安にならないと思います。

1日の消費量をイメージすることができれば
ポリ缶一缶18ℓを使い切るのにどのくらいかかるかもわかります。

例えば4ℓのタンクの反射式ストーブで18ℓの灯油を使い切ろうと思ったら
18ℓ÷4=4.5
約4.5日燃やし続ければよいという事になります。
実際に使うのは 1日に12時間くらいだとすると
18ℓで約9日間使える計算になります。

7.2ℓのファンヒーターで18ℓの灯油を使い切ろうと思ったら
18ℓ÷7.2=2.5
約2.5日強で運転し続ければよいという事になります。
1日に12時間としたら
18ℓで約5日間使える計算になります。

ファンヒーターは温度設定ができるので
実際は温まったら弱運転に切り替わります。
使い方やお部屋の様子に寄りますし、実際使うのは10時間くらいだと思いますので
18ℓで約1週間もつと考えられそうです。

というわけで付属のタンクが何リットル入るかを調べると
大体の消費量がイメージできるというお話でした。

ざっくりと概算なので正確ではないですが
イメージは湧きやすいと思いますし
型番やメーカーを調べて仕様を確認して、、よりは
タンクの容量を確認だけでいいのでかなり楽だと思います。
良かったら参考にしてみて下さい。

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